計算違いがなかなか減らない子はよく読んでください。計算違いは、計算の仕方が乱雑なために発生する場合と、計算の仕方がよく理解できていないために発生する場合があります。
計算が乱雑なために間違える
自分で書いた数字を見間違える。1と7や、0と6など
当てはまる人は、7の横線を長めに書いたり、6のまるい部分を小さめに書いて下さい。
数字の大きさや間隔がバラバラ
ひっ算とかすると桁がずれてきちゃいます。
急いで書いても同じ大きさで、同じ間隔で書けるように練習して下さい。
小学校高学年とかなると、数字の練習か”と思うかも知れませんが、
これが早く正確にできないと間違いはなくなりません。
計算の仕方の理解不足
算数や数学はやり方を完全に覚えないといけません。あやふやな記憶で計算すると、正しい結果を導けるときと残念な結果になることがあります。 整数のひき算とかでも、となりの桁から借りてきたらどうするか、またそのとなりの桁から借りたらどうなるかを完全に理解しましょう。 これは厳密には計算違いではありません。
計算違いの減らし方
1 計算する場所に問題番号を書く
あとで見直しができるようにどの問題をどこで計算したかがすぐ分からないといけません。 一つの問題を解くのに、あちこちの空いてるところに適当に計算するのは最悪です。 必ず一箇所で計算します。計算が終わった後に線で囲うとさらにいいです。
2 計算はたてにする
例えばかっこをはずす時
(3x2+2x+1)−(2x2+x+5)=3x2+2x+1−2x2−x−5=x2+x−4
としないで
(3x2+2x+1)−(2x2+x+5)
=3x2+2x+1−2x2−x−5
=x2+x−4
とします。これで写し間違いが減らします。
3 途中式を省略しない、一段に一つのことだけする。
ひとつの行で、約分したり、括弧をはずしたり、べき乗の計算をしたり、、、いっぱいやると間違いが発生します。
0.5x−1=2(x+1)
0.5x−1=2x+2−−−−−かっこをはずす
5x−10=20x+20−−−−10倍する
5x−20x=20+10−−−−移行する
−15x=30−−−−−−−−計算する
x=−2
書くのは少し時間がかかって大変ですが、見直しはしやすいです。計算違いがあればすぐ見つけられます。